セントレア体験



昨日の日曜日家族でセントレアに行って来た。もちろん初めてだ。昼過ぎに着いたのだが、臨時駐車場に入るまで5分ほどの渋滞。臨時駐車場は終日500円だった。空港ビルまでシャトルバスに乗せてもらう。セントレアに入る橋の部分は往復700円なので、家族7人で経費は1200円。

万博が不人気なのは、家族連れで行くと気軽に行ける額ではないからだろう。駐車場3000円プラス、入場料一人数千円掛ける人数分、さらに乗り物や飲食代。我が家の場合は軽く3万円を越えてしまう。ディズニーランド並だ。気軽に何度も行くなんてとんでもない話だ。しかし、セントレアは気軽に行ける。

飲食店もそう高い値段設定ではないし、禁止されていないペットボトルで水分を摂りながらスクリーンに映る立体映像ではない世界各国の旅客機の離着陸を好きなだけ並ばずに見ることが出来る。

機影が青空に駆け登ってゆく離陸シーンは何機見ていても飽きない。離陸は機長の好みか、各旅客機によってずいぶん角度や離陸位置など航路が異なる。

微妙に機体を調整しながらの着陸シーンもなかなか楽しい。重厚なジェット機と風に煽られるプロペラ機の対比も楽しい。空港ビルも開放感があり、椅子や壁、窓枠や床などの健材も本物で、もちろん開催期間が終われば壊されることを前提に造られたものではない。

皆さんお目当ての商店街は込んでいたが、一階のギャラリーはガラガラ。思わずのんびりしていると、謎の旅人の着ぐるみがやってきた。息子と一緒に写真を撮らせてもらう。人込みに現れると人だかりが出来て危険なので、人気が無いところ中心に出没するのだろう。

思わず唸ったのは名鉄の駅だ。空港の出発ロビーと到着ロビーへ動く歩道でつながるこの駅は、これが名鉄の駅?と疑うほど突き抜けたお洒落なデザインだった。新車両、ミューライナーもよく似合うが、名鉄自慢のレトロ車両も是非運行させてもらいたいものだ。お客さんは喜ぶと思うが。少なくとも私は喜ぶ。

あとそれは無いんじゃない?と思ったのは、空港入り口の総合受付そばに置いて有ったシャープの液晶テレビAQUOSの展示。放映されている専用ソースが綺麗なのは解るが、テレビ本体も、実際に売っているのと違うのでは?と思えるほど詳細な表示と違和感のない動きに驚く。高品位のモニターで見た綺麗な静止画が動き出す感じ。これなら液晶テレビにするのもいいかなと思うが、やはりDLP方式がいいかな。

帰りはシャトルバスに乗らず、夕暮れに臨時駐車場へ向かって、滑走路横を歩きながら夕日と海をバックに着陸する旅客機をのんびりと眺める。今度は三脚と望遠を持ってこようっと。

f:id:lifesized:20070818131214j:image