悲しい事故



東海北陸自動車道路で、正面衝突での七人死亡との悲しいニュースを アサヒ・コムで読む。死亡したうちの乗用車の五人は夫婦に十六才の女の娘、十四才の男の子、九才の男の子の五人家族。女の娘は一人少ないものの、我が家の構成と殆ど同じだ。幸せだっただろう日々を思うと痛ましい。思わず泣いてしまう。

ご冥福を祈るため合掌。願わくば来世も一つ屋根の下、仲の良い一家として生まれ変わってもらいたい。

記事を読むと、トンネル内でタイヤがバーストしたトラック(三菱ふそう製)が対向車線にはみ出して、長島温泉にバカンスに向かう一家の乗用車に衝突したらしい。高架で、対面通行のトンネルの多い高速道路は怖い。トンネル内から対向車が飛び出してくるため、危険を予知できないし、高架の為路肩が狭く、逃げ道も無い。あっと言う間の衝突だったことだろう。

高速道路でのバーストは怖い。ステアリングが効かない車は走る棺桶となる。タイヤの点検を日常的に行う必要が有ることは言うまでもない。

こちらのタイヤが正常でさえあれば、最後のギリギリまでブレーキで前輪に荷重を掛け、同時にシフトダウンで後輪にトラクションを掛ける用意をし、衝突してくる車の動きを見切る事が出来る。それにはパニックに陥らない強靭な精神力が要求されることだろう。家族を乗せているときには少しの異常サインを見逃さない細心の注意と、万が一の場合にギリギリまで自制された冷静な精神力を持ちたいものだ。

来年、2005年は、レーザーレーダーによる衝突回避システムが、今のように高級車のオプション扱いではなく、大衆車や軽自動車に標準装備される普及元年になるはずだ。ただ、装備車両は自らの追突は防げるが、対向車線に飛び出してくるトラックとの衝突までは防げない。でも、トラックにも衝突回避システムが装備されていたら話は別だ。全車両に装備義務付けの法制化を急いでもらいたい。それこそ国を挙げて。一刻も早く。妨げる物は何も無いはずだ。

三菱自動車三菱ふそうもそこに活路を見いだして欲しい。まず始めることは、すべてのリコール車への衝突回避システムの追加装備だ。いい機会だと思うが。