ユニークゲーム



ずいぶん暖かくなってきた。通勤の終点で日本の原風景を感じさせる場所を毎日通るのだが、その路の両側は今、菜の花を前景に桜や桃や梨の花が咲き乱れている。オープンでその路をゆっくり通りすぎるときは、まるで時間が止まったような感覚を味わうことができる。場所が知りたい人はメールしてくださいね。

最近四人の子供たちと「ユニークゲーム」をする。ルールは簡単で私が常識問題(しかし答えが複数ある物)を質問し、めいめいが答えを紙に書く。設問は例えば、

  1. 「九州の県を一つ書きなさい」
  2. 「算数の記号を一つ書きなさい」
  3. SMAPのメンバーを一人書きなさい」
  4. 「政治家の名前を一人書きなさい」
  5. 「日本人大リーガーを一人書きなさい」

と言う感じで十問ぐらい私が質問するのだ。そして、他の解答者とダブっていない答えにのみ得点が与えられる。なので、ほかの人が答えそうにない答を書いたり、あるいは裏をかいて代表的な答をズバリと書いたりする非常に戦略的で知的(笑)なゲームだ。

小三の末っ子はさすがに可哀想な気もしたが、やらせてみると面白杉。「政治家の名前を書きなさい」の問題に対しては

「丸山」

ん?そんな政治家いたかな?と考えていると、末っ子はこう言った。

「あの、法律相談所のテレビに出ている人」

おいおい、彼は確か弁護士のはず。そして、次の問題「日本人大リーガー」の彼の答えは

ベッカム

だった。日本人でも大リーガーでもないではないか。ユニーク過ぎなので文句なしに優勝。