Life Sized
奇しくもその日は撮影場所のすぐ側で、あのスチールドラゴン2000の事故が起きた日でした。その時から、三重のゴミ発電施設爆発炎上、名古屋港のエクソンモービルガソリンタンク爆発、東海市の新日鉄のコークス炉爆発と立て続けに伊勢湾沿岸で事故が連鎖的と言っていいほど起こってます。冷夏が終わり、残暑が厳しくなったとたんの立て続けの事故、暑さで判断力や緊張感が奪われた状況が被害の一因としてあるかもしれません。しかし、これほど連続的に近所で事故が起こるのはちょっと記憶にないなあ。
事故の話はちょっと置いておいて、最近とみに思うのですが(昔からかも)、綺麗な背景で、ポーズをとって笑顔のポートレートというのは、全く興味がなくなりつつあります。じゃあどんな?と聞かれると困るのですが、
- 雑踏や駅や商店街、個人の部屋など「人の意識が漂っている場所」でスローな絵が撮りたい
- 何処にでもありそうな光景が撮りたい(難しい)
- なにか記憶を呼び起こす力のある画像が撮りたい
これからは、通行人や街の景色を積極的に写し込んで、「どこかで見たことのあるワンシーン」のような絵が撮りたいです。自分的にはポートレートではなくランドスケープを撮りたい・・・そんなことを再認識させてくれた撮影でした。とっても暑い中、涼しげな表情の鈴さん、感謝です。