MG 帰還

hibinomisaki2003-07-02


MG が十週間ぶりに帰ってきた。中身はすっかり新しくなって。

ゴールデンウイーク前に、タイミングベルト切れによるエンジン破壊の為ローバー東海にドック入りしていた MG だが、先月の始めに三万キロ弱走行の程度のいい事故車が見つかったそうで、そのエンジンをオーバーホール後載せ換えてもらった。

エンジンのベルト類は新品にしてもらう。また、エンジンパーツを磨いて手作業で組み直してもらったおかげで、非常に吹き上りがスムースな感触がある。まだ慣らしなので回転は控えめだが、修理前のエンジンに比べると、回転の上りの重しが取れたようだ。ついでに寿命の尽きかけていたクラッチもその事故車の物と交換。スターターは故障時に破損のため新品に。これが部品としては一番高かった。その他エンジン周りは当然リニューアル。ランプ類、タイアも四本とも新品に。

残ったのは、十万キロ走って無傷の外装、革の擦り切れた内装、去年修理済みの足回りだけだ。

修理・部品リストは書類四枚にも及び、五年目の車検も一緒に行なったので、車検代込の修理費は、中古の MG が買える程になってしまったが、本当に廃車にせずに修理してよかったと思う。

程度のいいエンジンを探す手間や修理コストを考えると、きっと赤字だったと思うが、丁寧な作業を行って下さった、ローバー東海のメカニックさんにはとても感謝している。また倍の二十万キロまで、大事に一緒に走りたいと思う。

現金なもので、MG が帰ってきてから、すっかり沈んでいた調子も上向いてきたように思える。ただ、トラウマか、エンジンを始動させるとき緊張してしまう。いつか忘れられる日がくると思うが・・・