Olympus C-2020

ヤフオクで二万ぐらいで手に入れました。Contax TVS digital や一眼デジはもう少し後にするとして、繋ぎになにか欲しいなと考えて、手ごろな奴を物色していたのですが、サンプル画像か気に入った olympus C-20XX シリーズと、 Coolpix 950 を天秤に掛けていたのです。調べるとこの両機種共まったく同じCCDを使っていました。 Sony 製の 211 万画素 1/2 インチサイズ。解像度と画質のバランスが良い CCD だと思います。

この CCD は画素一つあたりのサイズはほぼ4ミクロン。これ以上画素を増やすと、一つあたりのサイズはどんどん小さくなり、ノイジーとなり、ダイナミックレンジも当然減ります(オーバーで飛び、アンダーで潰れます)。さらに、可視光の波長よりも CCD サイズが小さくなることがあるので、いくら解像度を上げても細かい部分が潰れる現象が物理的に(光の回折)起きます。

普及版のデジカメの小さな CCD には 300万、400万画素はオーバースペックだと思います。オリンパスのサイトでサンプル画像を見ると、明らかにこの機種以降、高解像度化により絵の質が落ちています。やはり大切なのは画素数の多さより、一画素の面積ですね。

では何故 C-20XX かというと、Coolpix 950 はレリーズケーブルがつかないからまず外れます。デジカメは液晶を覗く撮影姿勢と、カメラの軽さが原因で手ブレを起こしやすいので、レリーズケーブルは必需品だと思います。ブレのない画像に慣れてしまうと、もう戻れません。色とマクロの性能は Coolpix 950 の方がよかったので、ちょっと残念ですが・・・後は C-2000,C-2020,C-2040 の戦いとなりました。

その画質の抜けの良さで三年前のベストセラーとなった C-2000 ですが、 C-2000 ののデバック版が C-2020 なので、当然使い勝手の悪い C-2000 は消えました。 C-2040 はレンズが F1.8 と明るくなってはいるものの、リモコンがつかない(笑)。しかも同時発売の 334万 画素 1/1.8CCD 搭載の C-3040 と光学系を共通としているので、ズームの広角側が 40mm からになっています(C-2020 は35mm)。そしてサンプル画像を見ると、どうも気に入らない。原色系フィルターのせいかな。とにかく多画素デジカメみたい(その通り!)な絵なので、これも却下。残ったのは C-2020 でした。

C-2020 は NTSC 出力付!!なので、テレビで構図して、リモコンで撮るという使い方が面白いです。もちろん三脚で。レンズも F2 と明るいので、被写体ブレさえ気を付ければ、三脚で使う分にはストロボはいらない感じです。

十時キーの水平キーを絞り、垂直キーをシャッタースピードに当てたフルマニュアル撮影も可能です。フルマニュアルだと、AE ロックや露出補正に気を使う必要が無いので、デフォルトでフルマニュアルモードにしておきました(笑)。また C-2020 で撮った写真もここに追加していきますね。