土曜午前

朝六時出発のはずが、なんだかんだで六時半出発。まあ、上出来か。天気は曇り。厚めの雲が空を覆っている。雨に降られることは無かった物の、最後まで青空には恵まれなかった。

知多半島道路美浜インターから名古屋高速へ。小牧ジャンクションを通って名神を進み、大津から京滋バイパスへ宇治東インターまでずっと有料道路。車の中では皆早起きを取り返すように熟睡している。私も眠いが我慢我慢。 宇治東インターを降りたのは九時丁度。 思ったより早く着いた。京都も近くなったものだ。家から宇治まで信号が無い。料金所はもちろんたくさんあるが。

宇治のスポット中、一番手前の源氏物語ミュージアムの駐車場に車を停める。駐車場の料金は30分100円と安い。源氏物語ミュージアム源氏物語の「浮舟」をテーマに展示や映像が楽しめる博物館。入場料五百円。あまり興味が無いが、まあ、嫁さんのリクエストには勝てない。展示室はまだ九時過ぎということも有り貸し切り状態。団体客が次々に到着し、混み出した所で、車はそのままで平等院へ歩を進める。平等院まで徒歩二十分ぐらいか。

宇治橋を通って平等院参道に向かう。風も無く、宇治川の流れを楽しみながら宇治川を渡る。橋は広く所々に展望スポットが張り出している。参道は、宇治茶を売る店、抹茶ソフトクリームや抹茶だんご、抹茶そばなど、お茶中心のお土産屋が軒を連ねる。 そして平等院へ。拝観料六百円。十円玉を片手に平等院を眺める。紅葉は終わっているが、たまにまだ赤いモミジに出会う。鳳翔館の国宝群に見入る。楽器を弾く木彫りの雲中供養菩提像を見ているとハッピーな気分になる。

そのあと宇治川中須の宇治公園へ。塔島、橘島を通って、朝霧橋上で眼前スレスレをを群れて飛び去るサギに見入る。 そして、さわらびの道を進み、宇治上神社を詣り、途中の公園で前日の夜握っておいたおにぎりを食べ、駐車場へと戻る。のんびり過ごして、駐車場に戻ったのは午後一時。約四時間も居たことになる。ほとんどを嫁さんと並んで会話しつつ過ごした。子供たちはそれぞれ勝手に楽しんでいた様子。