黄金のカルテット

だれもが待ち望んだドリームチームを作り上げ、ジーコジャパンが国立でベールを脱ぐ。戦術の違いとはいえ、トルシエコーチが並べることが出来なかった中盤の布陣を、82年のブラジル代表に擬え、黄金のカルテットと呼んでいるようだが、その豪華さを素直に楽しみたい。8月にも書いたが、代表の10番はやはり俊輔でしょう。左サイドの小野とのコンビでため息をつかせて欲しい。剛の右サイドと柔の左サイドが中央でどう混じり合い機能するか楽しみだ。

FWは高原とサントスがいいなあ。ますます左サイドが豪華絢爛。そういえば、右サイドバッグに4年ぶりに返り咲いた奈良橋選手、おめでとう。何故かトルシエコーチに使われなかったのであるが、あの駆け上がりと切れ込み、そして強烈なロングシュートを代表でまた見せて欲しい。秋田選手も本格復帰。今回の中盤の布陣ではバックスの負担は大きいと思うが、壁になってくれると思う。

残念なのは、ジュビロの藤田がいないこと。ボランチの二人は前後左右に殺人的な運動量が要求されるだろうから何分持つかが心配。後半に名波と藤田の出番が欲しかった。これも面白いチームになったと思う。