続・子供たちの夏休み
子供たちを見ていると、こちらまで夏休み気分に浸れる。
中一の長女は午前中の部活でもう顔や手は真っ黒だ。黒くなってからやっと、日焼け止めクリームを塗り出した。塗っても白くはならないからな。
午後は疲れてお昼寝していることが多いらしい。でも下の子達の面倒をよく見てくれている。下の子達のピアノの先生もしてもらっている。
家の子供たちは基本的にお小遣いは無い。家の手伝いをした回数をチェックして、そのポイントに応じて月末にお駄賃を払うシステムだ。長女はお米砥を独占的に引き受けて、高収入を上げている。お金が絡むと昔から妙に抜かりがない。
虫大好きの小五の長男は夜にパンストに包んだ餌をクヌギの木に仕掛け、毎朝カブトムシを捕りに行っている。塩化ビニールの衣装ケースを虫小屋に改造し、せっせと世話を焼いている。それに今年は宿題を積極的に片づけているようだ。
光学系に興味があるようで、双眼鏡をあげたら大事に使っている。誕生日のプレゼントで顕微鏡が欲しいと言ってきたので、オークションで落札する。今度、マニュアル一眼レフのカメラでも渡してみよう。喜ぶかな。
家でも外でも、やはり小一の末っ子にべったりくっついている。まだまだ弟離れできない。先日も広い住宅展示場に行ったとき、部屋がたくさんあるのに、「ここは俺とみー(末っ子)の部屋」と言っていた。いつまでくっついていることやら。
小四の次女は、見ていると心がとても落ち着く存在だ。姿勢がよく、めったにいやな表情をしない。ちょっとのんびりしすぎで少し心配だが、マイペースでいつの間にかなんでも自分のものにしている。でも、先日の夏休みプール補習の最終テストで 25m 目標のところを 23m で失格だったらしい。帰ってからもしょんぼりしていた。
夜、寝ている彼女の所に行き、耳もとで「23m」とささやいたら、目を閉じたまま「もうそれは言わないで」と蚊の鳴くような声で呟いていた。
また、海に行って練習しような。
我が家のペット、小一の末っ子は、やはり長男にくっついている時間が多い。お兄ちゃんの友達は自分の友達だと思っているようだ。学校でも長男の教室によく行くようで、長男の学年の男の子達の中でも人気がある。長男の同級生が家に遊びの誘いに来る時、長男ではなく末っ子指名で来ることがあるのだ。
末っ子も今月からお風呂掃除が出来るようになり、お手伝いのポイントも溜まり、お駄賃をもらって嬉しそうだ。
さあ、週末だ。土曜日は小学校の相撲大会らしい。カメラを持って出かけてみるか。