決勝は左脳サッカー対右脳サッカー

ワールドカップの影響か、小一の末っ子がスライディングタックルを仕掛けてくる。しかも後ろからの危険なタックル。ボールに行かずに(もちろんボールは無い)足の裏を向けて足に来る。思わずファールを誘うが、気を付けないとシミュレーションでイエローカード

ブラジル対トルコ戦はやはり準決勝にふさわしいゲームだった。ロナウドの個人技に屈した形になったものの、クリーンで高いレベルの試合だったと思う。前半アルパイの斜め後ろに押し出す打点の高いヘディングシュート、後ろへのヘディングは流すものだと思っていた固定観念を見事に打ち破ってくれた。後半もハカンシュケルの後ろから来たフリーキックを枠内へのボレー、これも見事だった。どちらもブラジルのGKの好セーブに阻まれたが、見ごたえのある攻撃に、堅い守備、トルコのサッカーは楽しかった。まだ終わったわけではない、韓国戦でもっと見せて欲しい。

ブラジルは守備が安定してきたと思う。最終ラインや中盤であんなボール回しを見せつけられると、相手チームは生きた心地がしないのではないだろうか。組織と高さとゲルマン魂のドイツに、リズムとひらめきとマジックで立ち向かうブラジル。こう書くとドイツ有利のようにも思えるが、ブラジルが勝ちそうな気がする。三十日は左脳サッカーと右脳サッカーの対決を存分に楽しみたい。