残念

日本代表、残念な結果だった。惜敗とか、よくやったとか、そういう感情は沸いてこない。たぶん、選手もそう思っているに違いない。

チェニジア戦の時も感じたのであるが、ベルギー戦などに比べて、疲労からか躍動感の無い選手たち。気力や体調のピークターゲットが予選ラウンド 1,2 戦のあたりだったのだろう。そして、何故宮城なのだろうか。

しかし、トルコのディフェンスは早く、強かった。日本の攻撃を全く機能させなかった。だが、同じ負けるにせよ、アイルランドのような感動を与えて欲しかった。

トルコのキーパーは大変に楽な試合だったであろう。肝を冷やしたのはアレックスのフリーキックだけだと思う。それも枠内には行っていない。この試合も枠内へは三本、それもキーパー正面ばかり。終盤の西澤の二本のシュートは一体何処を狙ったのだろう。見ていて悲しかった。

もう、日本の目指す所はハッキリしている。四年間積み上げたトルシエ戦術プラス、「プレッシャーの中で枠内にシュート打てる技術」、すなわち「ギリギリの状態でボールの芯を蹴る事が出来るフォワード」が必要だと思う。個人的には、アレックス、中田、(稲本、小野もか?)でいいと思うのだが。中盤をやらせておくには勿体ない。

トルシエコーチは最後の試合になって、アレックスをフォワードにコンバートしたのであるが、こんな中途半端のままで終わらせずに、責任を持って彼を四年後のフォワードに育てて欲しい。辞めたりせずに....

韓国おめでとう。とても、とっても素晴らしい試合でした。途中から涙が出てきた。守備を削りフォートップにしたヒディンクコーチの執念、それに応える限界を知らない選手たち。そして、PK の危機から一転、トッティ退場に追い込んだ素晴らしい韓国サポーター。

次はスペイン、もうサッカー大国への苦手意識は無く、気持ちも行け行けだろう。戦術も、プレス、気迫、サイドアタックと、ここまで徹底していると気持ちがいい。

韓国で、「ヒディンクを大統領に」とのプラカードが活躍しているらしい。気持ちは分かる。是非実現して欲しいものだ。韓国なら出来るはず!。