日本、ワールドカップ初勝利

中一の長女と二人でテレビ観戦。長女はやっとサッカーの楽しみ方が分かってきたようだ。チャンスには声を上げ、ピンチを脱すると手を叩いて一緒に盛り上がった。おかげで、腕が筋肉痛。

本当に勝ててよかった。でも、まだチェニジア戦が残っているので、油断できない。が、チェニジア戦は何故午後三時半キックオフなのだろう。主婦しか見れないではないか。駆け引きが出来ないように「ベルギー・ロシア戦」と二試合同時に始める必要があるとしても、さすがに会社を早引きする時間には早い。しかし、見たい。どうしよう。

一つ重要な問題がある。ロシア戦の日本のシュートを思い返していただきたい。

ロシア戦で、日本のシュートが枠に飛んだのは、得点となった稲本の「一本」のみ。

このシュートも、上のネットに突き刺さっていたので、少し危なかった。あとは、中田のバー直撃があったものの、「ふかし」まくりである。ロシアもずいぶん「ふかし」ていた印象があるが、それでもロシアは枠内へのシュートは六本ある。枠内に打たないと点が入る可能性はゼロ、なぜ、これほどシュートの押さえが効かないのだろう。

しかし、稲本はすばらしい。ボディバランスがよく腰が据わり、瞬発力があり、なおかつアイディアに富んでいるので、ハンドリングがいいスポーツカーみたいな印象だ。コンディションがいいのか、この二試合、交代までに完全燃焼しているようだ。しかもまだ二十二歳の若さ、このままトップ選手に駆け上がるのではないだろうか。

今、イギリスでは、「なぜこんな選手がアーセナルの二軍に隠れていたんだ?」と結構な騒ぎらしい。やはり稲本クラスでも、異なる文化や言語圏の環境に溶け込むのにはしばらく時間が必要なのであろう。でももう世界が認めた稲本、これからは回りが放っておかないだろう。