ソルトレイク

いつの間にかソルトレイク冬季五輪が終わっていました。なんだか遠い国の雪に覆われた(当たり前だ!)隔離された会場で行われた競技を感情移入できないまま見ていた感じがします。審判問題や薬物問題後のボイコット示唆もそういうクローズドな環境が一因として有ったように感じます。

日本の報道姿勢は民放ばかりか NHK まで、あの元テニス選手に代表されるスタンス、 BS でさえゲストのトークと名場面集ばかり。長野以前は一競技をしっかり最初から最後まで公正に報道していた記憶があるのですが、なまじっか長野で日本選手が活躍したものだから、日本選手中心のあの入賞を喜ぶ報道の連続。他の国ではメダル以外の「入賞」なんて、もてはやす空気は皆無だそうです。

それから、スノーボードやフリースタイル、スケルトンやカーリングなど、マイナーな(失礼)競技をピックアップし、肝心のアルペンが少なすぎます。ダウンヒルはどうした!男子滑降は副音声でノリのいい BGM を流しながらゴールデンタイムで 3 時間ぶっ続けでやって欲しい。解説はいりません。スキー板にセンサー付けて、左右のエッジ角度とスピードをリアルタイム表示しつつ、ラップタイムをテロップで流してくれればそれでオッケー。暫定一位をゴースト表示させるのも楽しそう。

あ、女子滑降は、選手のスリーサイズ他のプロフィールと、選手のプロモビデオを別画面表示して欲しい。そして深夜枠にやるべきです。^^;; 見ながら飲むお酒は美味いだろうな。

また、いつも思うのですが、ジャンプは試技が2回は少なすぎます。ワールドカップは転戦するのでいいとして、4年に一度のオリンピック、あそこまで風に左右されるのでは選手はかわいそうです。せめて 5 回飛んで、最高と最低をカットして、残り三回の平均とか。最高を切るのは、原田選手のような一発屋を排除するためです。え、それはまずい?じゃあ、70m 級から、71m、72m.... と増やしていって 90m 級までオールナイトで 21 回飛ぶとか。

フィギアスケートやシンクロナイズドスイミングなどの、個人のし好が採点に反映する競技は、どうも見た後むなしさが残ります。むなしさの原因は競技中の選手の作り笑いだと気づきました。笑わないと採点に影響を与えるのかな?特にシンクロの笑顔。

まったく笑わない演技者が壮絶なジャンプ合戦で決着をつける闘争心バリバリのフィギアスケートが是非見たいものです。