ホーキング、未来を語る

hibinomisaki2001-12-26


残業で夜10時過ぎになると、家に帰ってもなにも無いので、外食して帰ることがあります。休肝日にもなるので、一週間に一度ぐらいはそうしてます。その時はたいてい食後に本屋に寄ってから帰るのです。そして先週の休肝日、平積みの場所に「ホーキング、未来を語る」が積んでありました。一瞬「ホーキング、宇宙を語る」のリメイクかと目を疑いましたが、続編というか、新刊です。しかも博士の手にはモンローの本が.....

「ホーキング、宇宙を語る」は12年前のベストセラーですが、今でもたまにページを開いて現状打破のよりどころとしている本です。その本は、数式は1か所しか使われてなく、読みやすい本ですが、本の後半では宇宙論が難解で哲学的な話へ昇華してゆきます。宇宙の成り立ちを、またビックバンでの宇宙の連続性を、虚時間を用いて説明するというのは、概念としてしか理解できません。博士はどんな試練に耐え、そこまで到達出来たのか?と驚いた記憶があります。

その続編となるこの本は一転してイラストや数式がたっぷり入って、視覚的な解りやすさを追求しています。でも、内容は相変わらず難しい。まだ一読しただけですが、「多次元宇宙のホログラフィとしてのこの世界」をまた12年かけて考えることにしたいです。

ご存じのように博士は病魔と闘っています。続編を切に期待しています。