ホーミー

深夜、スコッチを飲みながら、CATV のミュージックチャンネルを見ていたら、小柳ゆきの「あなたのキスを数えましょう」をやっていました。映像を見ているうちに引き込まれてしまいました。理由は、上手いのです。歌が。

この曲だけ彼女にとって特別な曲なのでしょうか。彼女の CD はデビューアルバムとカバーズを持っていますが、カバーズの、「ただ有名な曲を歌っているだけ」の寄せ集め CD に嫌気が差して、それ以降あまり彼女の曲は聴かなくなったのですが、この「あなたの...」に限って言うと殆ど奇跡のような声ですね。

特にたまに声が和音になって、ファルセットと地声が混じる瞬間があるのですが、その音が、柔らかい弦楽器を連想させて、ぞくぞくします。これ、エフェクトでは無いのでしょうね。

あと、リズムがいいです。当たり前のようですが、音程は取れてもリズムの取れないあるいは切れない歌手多いですよ。この歌では特に、音を切る瞬間のリズムがオフビートにぴったり。もう一度デビューアルバム聴き返してみよう。この曲だけでなく何か新しい発見があるかも。