ソーラーチムニー

年初に願いを

メガソーラーって広い辺鄙な土地にパネル敷き詰めて遠くに送電するから効率悪いよね。自然も破壊するだろうし。街ごとメガソーラーにしてしまえば良いのにね。夜でも高低差で発電出来るソーラーチムニーに住めばいいのに。

原発推進派はコストや石油石炭による大気汚染や節電による熱中症をレトリックのように持ち出すけど、反原発は化石時代の技術に戻るという意味ではない。新しい技術の創造に知力を。地球の自転や地軸の傾きをエネルギーとして取り出すよう意識すべき。

砂漠に温室とエントツ建てて輻射熱を集光するのと同じく、都会で裾野の広い高層ビルを建て、ビル周りの明るいモールで集熱しファンを通じてビル内の吹抜けに通風します。高低差と温度差で生じる上昇気流で風力発電。テナントで使えば送電ロスも無い。

ソーラーチムニーは風を使うという点では風力発電。一般敵な風力発電が偏西風や局所的な風を使うのに対し太陽熱で温められた上昇気流を発電に使う。何も燃やさない。太陽熱発電でもある。

ただ、太陽熱を蓄熱する広い敷地と温度差を生じさせる高い煙突が必要。燃料費はかからないが建造費のコストは高い。

それなら同形状の建造物に組み込めばよい。例えば、横浜ランドマークタワー。例えば、東京スカイツリー。例えば、六本木ヒルズ名駅スパイラルタワーズはねじれ加減が上昇気流に良さそう。
1000メートルクラスの巨大ソーラーチムニーだと小型の原子力発電所一基分の発電量相当。しかしそこは住める。

温度差が少ない時の補助電源は、屋上の水タンクを大き目にしておいて余力が有る時に地下水を汲み上げて置けばよい。そのタンク自体が蓄電池になる。位置エネルギー利用の放水による揚力発電。

太陽が出ない夜間も都市の輻射熱を集めて夜空に上昇させよう。そんな都市が日本にあれば。