北朝鮮戦



夜十時までの残業でビデオ観戦となってしまったが、職場や帰り道で細心の注意を払い、結果を耳に入れないようにして帰宅。おしゃべりな男の子たちを二階に追いやり、ビデオ操作時にニュースが映るのが嫌なので、 TVをキックオフ直前のポーズ状態にしてもらって居間に入る。受験勉強中の長女と観戦。

開始早々、北朝鮮のプレゼントファールで三都洲が倒され、FKで早くも一点、幸先のよいスタートに安心するも、北朝鮮は思ったよりプレスが早くトラップも上手い。ショートパスもよくつながる。あと足りないのは大型FWか。

こちらのFWの鈴木は削られ、玉田は挟まれ抜け出せない。

中澤、三都洲は相変わらず素晴らしい。相手が子供に見えてしまう。加持はあまり勝負に出ず、ボランチでは遠藤はミスパスが目立った。福西は前に出てこない。押さえ気味に行くように指示が出ているのか。ドリブルで駆け上がるボランチが見たいなあ。伊東や明神や稲本・・・

思ったより押され気味だぞと思っていたら、なんとミドルシュートで同点に。

たまらず投入した高原はふかしまくる。が、次に俊輔が入ると別のチームになったよう。彼がボールを持った時の微妙な「ため」の瞬間、チームが期待感を背負いゴールに向かうイメージが湧くのだ。

小笠原も確かによかった。右コーナー奥深くへバックスピンを掛けて放った加持へのフィードはため息もの。が、「今度は何をやらかすのか?」という所までは感じさせない。

川口は一点取られたものの、ワンバウンド至近距離ヘッドはファインセーブ。前線へのロングフィードも安定している。が、そのロングフィードを競るとき、ヘディングは小さい北朝鮮勢の方が強い。ここで大黒投入。残り五分となってから立て続けにビッグチャンスが来る。相手が引いてしまったからだ。そして、ロスタイムの勝ち越し。

大黒は「スター誕生か?」という華々しいデビュー。ポスト役や、サイドに流れるFWではない点取り屋の匂いがするのがいい。久保、玉田とどう使っていくのだろう。

スタート時の5バックより、俊輔が入った後の2-4-4の形が安定しているように思う。ジーココーチもそう感じたことだろう。田中は出られないイラン戦後も出ないかも。イラン戦は三都洲の替わりに中田か三浦淳か、遠藤の所に小野が入ると、アウェーでも勝てそうな気がしてくる。

しかし、勝ち点三、良かったな〜。