末っ子の策略



先日、いつかは食べたいと思っていたコメダ珈琲店の「カツサンド」を食べる。思っていた通り大きかった。カツは揚げたてで美味い。

サントリーまんてん畑」のおまけの野菜の形のメタルチャーム全六種を揃え終えたと思ったら、こんどは「爽健美茶」にナチュラル・ストーン・チャームがおまけとして付いてきた。全十二種類。中身が見えるので揃えやすい。コンプリートしたら、ヤフオクで売ろうかな。

昨夜十時頃帰宅すると、小二の末っ子が居間のホットカーペットの上で寝ている。嫁さんが言うには、「『眠くて布団が敷けない〜』と言いながら降りてきてそのままここで寝ている」らしい。

しばらく揺らしたり、声を掛けてみるが、なかなか起きないので、しかたなく抱き抱えて二階に登っていった。末っ子なのでいつまでも小さく感じてしまうが、やはり大きくなってきたようだ。抱いて階段を上ると重い。

男の子の部屋に入り、もうすっかり眠っている長男の掛け布団の上に一旦寝かせ、押し入れから末っ子の敷布団を引っ張り出して長男の布団の隣に敷こうとして驚いた。一瞬の内に、末っ子が長男の布団の中に潜り込んでいるではないか。

手品を見ているみたいだなあと思いながら、末っ子の布団を敷き、掛け布団をめくり、長男の掛け布団をめくったら、なんとゴロゴロと末っ子が自動的に自分の布団へと移動した。

パジャマの上に着ていたパーカーを脱がせてやろうとすると、眠っているはずなのに妙に協力的だ。レム睡眠か?

そして布団を掛けてやり、そっと部屋を出て行こうとしたとき、

「お父さん、おやすみなさい」

という末っ子の声が布団の中から聞こえた。