テレビネタ色々

ダイエー王監督がフジテレビの番組「水10!ワンナイ問題」でジャパネットたかたのテレビショッピングのパロディで侮辱されたそうだ。商品は通信販売の便器。ニュースで内容を知るが、とても聞くに耐えない内容。いい大人が考える事ではない。世界の王監督の顔を便器にして、その口から水を出し、芸人のケツを洗わせるとは・・・酷すぎる。温和な王監督も怒るでしょう。

その番組の放映中、どれだけの視聴者、出演者がそれを笑ったことだろう・・・。フジテレビといえば、スマスマのあの日本総領事館前で起きた北朝鮮脱北者の亡命事件のパロディで謝罪したばかり。あの番組も一体何処が面白いのだろう。楽屋落ちやスタッフの馬鹿笑い・・・。

フジテレビはこうなったらせこい謝罪でお茶を濁すだけでなく、先発が余っているダイエー球団を買い上げて、筆頭株主横浜ベイスターズと足して二で割り、再構成させるぐらいの事をして欲しい。戦力的にはちょうどよさそうだ。

しかしお笑い番組もそうバカにした物ばかりではない。「エンタの神様」の陣内智則がいい感じだ。他の出演者から特出している。声のみの相方というスタイル。人がよさそうで、しかも淡々としている所がいい。 TV にしてはネタのレベルが高く、子供と一緒に見ている手前、笑いを自粛しても、つい吹き出してしまう。このまま変わらずにずっと楽しませて欲しい。

そして、アニメとNステと世界水泳しか印象が無いテレ朝の 「大改造!!劇的ビフォーアフター」。開始当初から欠かさず見ている。知らない人のために簡単に説明すると、リフォーム前の家とリフォーム後の家の変化を楽しむ番組だ。進行は見事な予定調和で、決め所多し。一応ゲストとレギュラーとMCまで解答者になり、クイズ形式を取っているが、特に得点も無く、スーパーひとし君も出てこない。クイズ形式は必要なのか?

BGM は、「松谷卓」のドラマティックなピアノ独奏中心。オリジナルサウンドトラックもあるらしい。欲しいかも。ナレーションはサザエさんの「加藤みどり」。MCは「所ジョージ」。ただ、レギュラーで十五才のコメンテーターが出てくるが、あれは一体何なのだろう?

最初にいかにも住みにくそうな雑然と散らかった家が映し出され、ナレーションが「ある問題を抱えた家がありました」と始める。そして「その問題とは・・・・」とかぶさり、そこに住む家族の不自由な様子を写す。この時の依頼人一家の演技がちょっといい。

「ある問題を抱えた・・・」はちょっと我家的にブームで、例えばバーベキューの焼おにぎりが焦げたりすると、そのおにぎりは「ある問題を抱えたおにぎり」と呼ばれたりする。

そして、そこに「匠」と呼ぶばれるリフォーム設計者が颯爽と登場。しかもサブネーム付。サザエさんのナレーターが、「人は彼を『動線上のスペシャリスト』と呼ぶ」とか、「人は彼を『風と光の造形師』と呼ぶ」とか、信じられないネーミングをテロップ付で読み上げる。

その場面で子供たちは私の方を向き「呼ぶ?」と聞く。私が首を振ると安心して続きを見始める(笑)。

そして、クライマックスにも決めがある。リフォーム発表の時、「匠」オリジナルの荒技が炸裂する場面で、「なんということでしょう」とナレーションが入るのだ。

「なんということでしょう」も当然我家でよく使われている。例えば、朝御飯の納豆が末っ子に行きわたる前に無くなってしまった時など。

その後リフォーム後の家で、依頼人一家が幸せそうに集い、時には感きわまって涙ぐむ様子が映し出され、その上に必ずギリギリ予算内に収まった収支決算表がスーパーインポーズされ、「なんとか無事予算内に収まりました」とまたまた決めのナレーション。たまには予算を大幅にオーバーして欲しい物だ。

しかし、8/17日放送分の「なんということでしょう」の場面、改築時に掘り出した泉水と石臼を使って、玄関に雨水を流す仕掛けはちょっとよかった。依頼人ならずともうるうるしてしまったではないか。

最後に、この夏の日テレの「24時間テレビ」の柱は、なんと山田花子のマラソンらしい。いったい何処を見ろというのだろう。延々と走る彼女の苦悩の表情を見て泣けというのか?。なんということでしょう(笑)。