MG のステアリングを握らなくなってちょうど一ヶ月

五年走って 十万キロ目前の愛車、MGF 1.8i が先月の 21日朝の起動時にエンジン始動と同時に強烈な異音がした。あわててイグニッションキーをオフにして、再度セルモーターを回すとさらに破壊的なな音がする。もう一台の車で会社に行き、途中でローバー東海のサービスに電話したところサービスマンに「タイミングベルトではないか」と言われ、嫌な予感がする。 MG は「切れたら終わり」と、サービスマンによく脅されていたからだ。とりあえず修理工場がいっぱいらしいので、GW開けに修理に持ち込むことにした。

ただ、自走できないので、持ち込むときどうしようか考えた。 JAF に頼むか、ローバーレスキューに頼むか、自動車保険の「チューリッヒのロードアシスタンス」に頼むか三つ案が浮かぶ。どうせ JAF になるだろうと考えながら、順に電話で聞いてみる。ちなみに我が家のガレージからローバー東海までは約 30km ある。

結論は、最後に聞いた自動車保険チューリッヒが一番安かった。自動車保険契約二年目から、なんとピッタリ 30km まで搬送無料。それ以上は 500円/1km らしい。JAF はというと 5km まで無料で、それ以上は 600円/1km。保険会社も選ぶ時代。外資系のサービスは明らかに進んでます。JAF もいらないかも・・・ちなみに、ローバーレスキューは「基本料金が二万円で走行 1km 毎に・・・」のあたりで「もういいです」と電話を切ったのでよく分からない。

さて五月十二日。ローバー東海も受入準備が整ったとのことで、チューリッヒに電話した。近所の自動車屋さんが電話をしてからすぐにやって来てローバー東海まで搬送。経費かからず。さっそくエンジンを開けて見てもらったところ、「タイミングベルトが滑って、エンジンヘッド内を破壊した」とのこと。そしてエンジンは、修理してもエンジン新品に交換でも八十万!かかるとのこと。「少し考えます」と言って電話を切る。タイミングベルトは十万キロで交換と言われていたので六月の車検で交換しようと思っていた矢先・・・ショックでしばらく寝込む。

気を取り直して起き上がり、よく考える。知り合いのトヨタネッツのディラーから MR-S を買うと、約 200 万円。中古の MGF をローバーで探すと、同じような年式の 44,000km 走行車で 143 万円との返事。どちらも決心寸前まで迷ったが、どうしても MG を廃車にするには忍びない。昨年冬に足回りを治したばかりだし、もう一度あのシートに座りたい気持ちが捨てきれない。ここはエンジン変えて、なんとかもう十万キロ走ろうと決心して、ローバー東海に伝える。

折り返しローバー東海から電話がある。なんと、エンジンが日本に無いとのこと。輸入の予定も無いらしい。しかし「中古のエンジンなら三基ほどあり、その中で一番程度のいいのを載せられては?」とのこと。ありがたくお受けする。続きはまた。さあどうなることやら。あ、修理代金工面しなきゃ・・・