コンピューター教育



中一の長男の中学校の技術のテスト範囲を見て驚いた。カリキュラム中に WORD や EXCEL の文字が見える。地方の田舎の中学校ではそれが一般的なのだろうか。まあ、村上春樹が、WORDで原稿を書いている時代、中学校も人材不足で市販のソフトウェアに市販のマニュアルが揃っているマイクロソフト戦略に乗らざるを得ないのだろう。

中三の長女も WORD でせっせと教科書をまとめたドキュメントを作成している。打モモとピアノで鍛えたタイプはさすがに速く正確だ。 WORD や EXCEL が普通に扱えるようになるのは全く歓迎なのだか、そこで満足してもらっては困るのだ。変に勘違いしない内に、いろんな考え方を教え込みたい。

家の子には中学生になったら、 LaTeX によるドキュメント作成、gnuplot による視覚的な数学の学び方、bc などによるスクリプトを用いた演算方法、 vim などの高機能エディターの使い方、そして、データベースを連動させたPHP+Wikienginesの PukiWikiによる個人データベースの作成等、そして Perl

教えたいと思っていたことが山ほどあるのだ。みっちりとコンピューターサイエンスを子供たちにたたき込もうと思っている。やる気があるなら、十分に自分たちの武器に出来るだろう。

PukiWikiLaTeX のいいところは、やはり構造記述が身に付くという点だろう。タグやマーキングで構造を記述し、平文で書く。レイアウトを考慮する時間を、その全体の記述内容のバランスを考えることに向けられる。そして、コンピューターは見栄えのいいレイアウトをするために働くのだ。